人とロボットの共存を探る「デジタルワールド2026ロボティクス展」が20日、名古屋市内で開催され、生産性向上を支えるロボットのほか、ヒューマノイド(人型)ロボットの展示が行われた。

 耳目を集めたのが仏企業Enchanted tools社が開発した「ミロカイ」。他社との大きな違いは顔と表情があることだ。

 ロボット開発の進歩は目覚ましく、人と同じ繊細な動きを再現できる機体も増えてきた。またAiの搭載により日本語で会話、理解するなどより人間に近くなっている。その一方で「道具」「機械」感は残ったままであることも多い。

 ミロカイはプロジェクターで投影された顔を持ち、会話に合わせて笑ったり考えたりと実に表情豊か。瞳が大きなアニメ調ということもあり、仲間のような親近感が沸くデザインとなっている。

 設定がある点でも他とは一線を画す。他の星からきた「ミロカイ族」という新しい種族で、オレンジの女の子は「ミロカ」、ブルーの男の子は「ミロキ」という名もついている。ミロカイ族と触れ合うことは異星人との交流、というわけだ。日本の代理店関係者によると「開発社は日本のアニメが好きで、影響を受けいる方が開発したと聞いています」という。

 専用のツールを使えば片手で3キロまでを運搬でき、お年寄りや子供たちにも親しまれそうなミロカイ族の〝就職先〟は、主に病院や介護施設、イベントの受付などがが考えられている。現状ではフランス語、英語、日本語に対応しているが「順次増えていく見込みです」(前出の関係者)。今年12月には全世界で活動開始(販売)の予定だが、今日本に〝5人〟しかいないミロカイ族はプロトタイプのため、さらに進化する可能性もありそうだ。