【イタリア・ミラノ18日(日本時間19日)発】〝五つ星ホテル問題〟を直撃――。ミラノ・コルティナ五輪アイスホッケー男子準々決勝で、カナダがチェコを延長戦の末、4―3で撃破。2014年ソチ大会以来の優勝へ大きく前進した。世界最高峰・北米アイスホッケーリーグ(NHL)でプレーする銀河系軍団は大会期間中、選手村ではなく最高級ホテルに宿泊。海外では批判の声も上がっている。そこで記者は渦中の代表選手を緊急取材。超VIP待遇の真相に迫った。
氷上の格闘技とも称されるアイスホッケーは、北米や欧州を中心に高い人気を誇る。今回は12年ぶりに各国のNHLプレーヤーが参戦し、連日白熱した試合を展開。冬季五輪の花形競技にふさわしく、男子決勝は大会の最終競技として22日に行われる。
そうした中、カナダメディア「スポーツネット」は、同国代表がミラノ入りしてから数日間、選手村に滞在後、五つ星ホテルに宿を変更したと報じた。同じく全選手がNHLでプレーしている米国は大会終了まで選手村に滞在。海外のSNSではカナダ代表に対し「自分たちにうぬぼれている」などと批判的な意見もある。
そこで、豪華ホテル問題についてカナダチームを直撃。NHLコロラド・アバランチのデボン・テーブス(31)は「ホテルの人たちはすごく親切で、食事も最高だよ。医療スタッフも常に待機していて、われわれの活動を支えてくれている」と環境面の充実ぶりを明かす。
その上で「僕たちは五輪に集中して、メダルを取ることを目指している。だから(選手村で)ほかの競技を観戦したり、ほかの選手から学んで(五輪を)楽しむことも大切だろうけど、自分たちの体調管理を徹底している。最高のパフォーマンスを発揮するためにね」と、金メダル奪回へ必要な手段であることを強調した。
同セントルイス・ブルースのコルトン・パレイコ(32)も「(ホテル暮らしは)しっかりと休息を取って、試合に備えるため。(現地入りして)最初の数日は少し大変だったけど、今は完全に順応した。休息もたっぷり取れている」と環境面に納得の表情。ホテルの食事については「ピザにパスタ、ほかの食べ物も全部素晴らしいよ」とうなずいた。
テーブスもパレイコも、NHLの頂上決戦「スタンレーカップ」の優勝経験者。超一流選手たちは、心身ともに万全の状態で試合に臨んでいるというわけだ。この日の勝利でカナダは準決勝に駒を進めた。20日(日本時間21日)の次戦では、決勝進出をかけてフィンランドと激突する。超VIP待遇が金メダル獲得を後押しするか。















