ミラノ・コルティナ五輪で勃発した〝コンドーム問題〟をメダリストが激白だ。五輪では選手村でコンドームの無料配布が恒例だが、今大会は供給数が少なく開幕からわずか3日で〝品切れ〟となる緊急事態に。この問題を世界各国メディアが取り上げ、国際オリンピック委員会(IOC)が異例の見解を示すなど大騒動となった。そこで現場の選手を直撃。ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒル(NH)で銅メダルのグレゴア・デシュバンデン(34=スイス)が〝内情〟を明かした。

「交流」も盛んな選手村(ロイター)
「交流」も盛んな選手村(ロイター)

 五輪では選手の健康衛生面を考慮し、性感染症も予防する観点から各大会でコンドームを大量に配布している。

 直近の冬季五輪では、新型コロナ禍による厳格な管理下だった2022年北京大会は参考外だが、18年平昌大会は地元メディアによると約11万個が配布された。

 しかし、今大会は開催国イタリアの地元紙「ラ・スタンパ」が大会組織委員会は1万個しか配布せず、開幕からわずか3日で枯渇したと報道。一部選手からも悲鳴が上がっている状況を指摘した。

 すると〝コンドーム不足危機〟として世界各国の大手メディアが続々と報道。大きな問題となり、14日には国際オリンピック委員会(IOC)が会見で異例の言及。マーク・アダムス広報部長が「バレンタインデーで盛り上がっていることは明らかだ」などと語り、需要増でコンドームが不足していることを暗に認めた。

 その後、大会組織委員会は緊急補充の方針を決定。英スポーツ専門放送局「スカイ」は「主催者はコンドームを再度供給する。これは明らかに予想を上回る需要によるものだ。追加の物資が配達されており、月曜日(16日)までにすべての選手村に配布される予定だ」と報じている。

 そうした状況を受けて、今回は選手を緊急取材。9日のノルディックスキー・ジャンプ男子個人NHで、二階堂蓮(日本ビール)と合計266・0点で並ぶ死闘を演じて同点銅メダルとなったデシュバンデンが、選手村の実情を明かしてくれた。

17日の男子スーパー団体にも出場したグレゴア・デシュバンデン(ロイター)
17日の男子スーパー団体にも出場したグレゴア・デシュバンデン(ロイター)

 まず「プレダッツォの選手村では、コンドームは目立つ場所に置いていないんだ」と状況を説明。そして「今日(16日)初めて(コンドームを)見たよ。だから多分、十分にあるだろう」と証言した。開幕後はあっという間に品切れとなったため目にすることはなかったが、16日になって初めて確認した様子。つまり組織委員会が公表した通り、緊急補充が無事に完了したことが明らかになった。

 さらに、デシュバンデンから気になる言葉も飛び出した。

 実際に選手たちの〝情事〟を目撃したことはないと前置きしつつ「もしかしたら、1日1個じゃ足りない人もいるのかも…」と証言。多く使用する〝豪傑〟がいる可能性を示唆し、コンドーム不足の一因となっているとの持論を示した。

「でも、選手は試合前にリラックスしてるよ。お土産として探すべきかもね、家に飾ってこの話を証明するために」と五輪の記念品として持ち帰ろうとする選手も多いと語るデシュバンデン。ちなみに「コンドームを使う予定はあるのか?」と問うと、「彼女がいるから俺には必要ないよ」と自身は選手村での〝ワンナイトラブ〟には関心がないと断言した。

 コンドーム不足が無事に解消し、大会終盤へ向けて〝夜の祭典〟もクライマックスを迎えそうだ。