ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子フリー(13日=日本時間14日、ミラノ・アイススケートアリーナ)でまさかの惨敗を喫した絶対王者イリア・マリニン(21=米国)の今後を、〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏が予想した。
ショートプログラム(SP)で首位発進したマリニンは、ジャンプで転倒するなどミスを連発してフリー15位と撃沈。総合8位でメダルまで逃し、世紀の惨敗劇が世界に衝撃を与えた。
目標にしてきた五輪の大舞台で失態を演じたことで、ショックから引退を危惧する声も出る中で、プルシェンコ氏は今後について持論を展開した。
「イリアはまだ滑り続けることができる年齢だ。少なくともあと2回、オリンピックには出場できるだろう。そうすれば、より経験豊富で、より強くなる。ミラノでは良い教訓を得た。私がソルトレークシティでそうだったように。それはトリノでの勝利につながった。マリニンもそうなるだろう」と今回の経験はマリニンを進化させ、次回2030年のフランス・アルプス地域で開催される五輪では今度こそ金メダルを獲得すると断言した。
そして、プログラムはまさに〝神の領域〟に達するとみる。「次のオリンピックサイクルでは、マリニンのプログラムで4回転―4回転のコンビネーションが確実に見られるだろう。それに4回転アクセルも。それはあるいは2つあるかもしれない。5回転ジャンプも出る可能性はある」と前人未到のスーパー高難度の内容になるとの見解を示した。「健康さえ損なわれなければ。それ以外は、イリアには唯一無二な内容のためのすべてが揃っている」と大きな期待を寄せた。
皇帝の予言通り、マリニンは人類が見たことのないスケーティングを見せるのか今後が楽しみだ。












