ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート男子500メートル(14日=日本時間15日、ミラノ・スピードスケート競技場)で6位入賞を果たした新濱立也(高崎健康福祉大職)と、妻でカーリング女子の吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)は熱い抱擁で感謝を伝え合った。
新濱は昨年4月に交通事故に遭い、顔面を骨折する重症を負うも、驚異的な回復力で復帰。この日のレースでは積極的な滑りで6位に入り、前回の北京五輪を大きく上回る結果を残した。現地で観戦した吉田は「お互いがシーズン中にレースを見る、日本代表のレースを見ることが多分初めてだった。本当によく戻ってきたなという思いと、ケガしないで滑りきってほしいという気持ちだけで見ていた」としみじみ語った。
吉田が報道陣の取材に対応している際には、レース後の新濱が姿を見せた。2人はハグをすると、新濱は「頑張った。ありがとう。出し切った。メダルは届かなかった」と報告。吉田は「いやいや」と言いながら涙を流し、これまでの軌跡をたたえ合った。
過去2大会は五輪の舞台で戦っていた吉田。観客席から見る五輪を通じ「見る五輪が素敵なものになるなんて、初めて見る側で五輪が幸せな日になった」と振り返った上で「もっともっと頑張りたいなって素直に思ったし、こうやって見ていても、五輪ってすごく素敵なものだなと改めて感じた」と刺激を受けた様子だった。
その吉田は3月の世界選手権に出場予定。夫からもらったパワーで、妻も世界の猛者たちに挑む。













