【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】

 スキーのジャンプ競技には詳しくありませんが、競技で重要な点は(1)まずは体の柔軟さ(2)次に姿勢を維持するための筋力、だと考えます。競技としての飛翔時間はそれほど長くはないし、激しい運動も必要ないので、基本的なトレーニングを続ければ息の長い競技生活が送れる気がします。

 オリンピックレベルではそれ以上の「風の動きに合わせた体の微調整」などが必要でしょうから、遠くに飛ぶにはそれなりの条件が必要になるはずです。それ以外の“愛好家レベル”で考えた場合、体力的な面では高齢者であっても上手なジャンプができると思います。また空を飛ぶ爽快感やトレーニングのしやすさ、知的な刺激などは、認知症の予防やうつ病のリハビリにも活用できそうな気もします。

 ケガに対しては細心の注意を払う必要があるのはもちろんですが、手間のかからない小規模な施設、着地の負荷がかからない安全ベルトなどが用意できれば、ジャンプは年齢を問わず、さまざまな人の健康増進に役立つように思います。

☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。2009年にはラジオパーソナリティーを務めた。