〝桶谷ジャパン〟に絶対的エースはやって来るのか――。

 日本バスケットボール協会(JBA)は3日に都内で会見し、解任された男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)の後任に、B1琉球ゴールデンキングス監督の桶谷大氏(48)が就任すると発表した。新政権が誕生し、待望される米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(27)が今後は招集に応じるのか注目が集まっている。

 八村は2024年パリ五輪後の同11月、所属するレイカーズでの試合後に公然と協会やホーバス監督を批判する前代未聞の行動に打って出た。その後も再び批判を展開し、世界基準の指導者の必要性を訴えた。

 代表と八村の関係性が冷え切った中で、ついにホーバス監督が電撃解任。琉球で数々の実績を残してきた桶谷監督が琉球との兼任で代表を率いることが決まった。

 ただ、今回の電撃交代劇で八村が喜んで代表にやって来るのかは微妙なところだ。桶谷氏は琉球で数々のタイトルを獲得した名将ではあるが、それは日本の舞台に限ったもの。八村が求めてきた国際舞台で戦える指揮官に適合するかは疑問符がつく。八村がウィザーズ時代にコーチとして指導を受けたB1三河のライアン・リッチマン監督がアシスタントコーチに就任することも決まったが、これまでも同様の経歴を持つコーリー・ゲインズ女子代表監督が男子代表を指導していたこともあり、スタッフ体制の大幅な強化になるかは未知数だ。

 今回の監督人事が八村招集の〝切り札〟になるかは懐疑的な見方が多く、SNS上ではファンの間から「八村の協会や代表HC・強化に対する要求と、後任が桶谷大琉球HCは全く整合しないから、代表には来ないのでは?」「島田さん たとえ桶谷さんがコーチになっても八村くんは参加しないと思うよ」「桶谷さんは世界基準なんですか? 以前の八村の批判は協会やトムさんに対してとしたら今回は暫定としても納得なんですか?」「八村のホーバス批判理由が『世界レベルにない』だったので、『世界を知らない監督』を連れてきたら同じことになるやろ、と」などと悲観論が広がっている。

 八村が日の丸のユニホームを着て躍動する姿を日本中のファンが待ち望んでいるが…。