【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。自身の写真を生成AIがビックリマン風のキャラクターに仕上げ、名刺デザインとして販売する「ビックリマンAI名刺メーカー」が大ヒット。40日間限定の販売で連日完売となり注目を集めました。1977年発売のビックリマンチョコはキャラクターシールのおまけ付きで大流行。まさにおまけ付きお菓子の元祖とも言える商品であり、僕ら世代にとっては青春でした。今回の新たな試みが大ヒットして、現代でも愛されている姿を見ると本当にうれしくなりますね。
さてそんなニュースに関連し、今回は時代を超えて愛される、デスゲームの元祖的小説を基とした新作映画「ランニング・マン」(1月30日公開)を紹介します。
映画は「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」などで知られるベストセラー作家スティーブン・キングが別名義で1982年に発表した小説が原作です。舞台は貧富の差が大きい近未来。娘の治療費に困窮する主人公が、殺人スキルを持ったハンターたちから逃げ切れば多額の賞金が手に入るデスゲーム「ランニング・マン」に挑戦する――というストーリーです。
今でこそ「カイジ」や「ライアーゲーム」、「イカゲーム」など人生をかけたデスゲームを題材とする作品は多いですが、原作小説はまさにこれらの元祖だと思います。最近ではデスゲームものを作っておけばヒットすると言われるほどこのジャンルは人気ですが、80年代前半にこの設定を思いつくキングさんの先見の明に本当に感心させられますね。さらに面白いのが、この近未来が2025年の設定であるということ。ホラー小説の鬼才が当時どのような2025年を思い描いていたのか、という視点で見るのも楽しいです。
時代が変わっても、人の業はやはり変わらない。実は「ランニング・マン」の実態は、貧困にあえぐ人々が命がけの逃走劇を見守るリアリティーショーなんですよ。ローマ帝国のコロッセオしかり、人々は不安や不満が募るとこうした過激なエンタメに興じてしまうのだなと考えさせられました。
では、フィクションではない、リアルの現実世界はどうか。SNSを中心にフェイクニュースや炎上が渦巻き、人々が正義という斧を特定の個人に振りかざすデスゲームが今もなお行われていると言うこともできるのではないでしょうか。単純なデスゲーム作品としても非常に優秀ですが、40年以上前の作品であるということを踏まえて見ることで、また別の感じ方ができる映画です。ぜひ劇場でご覧ください。












