大相撲初場所13日目(23日、東京・両国国技館)、元幕内の幕下炎鵬(31=伊勢ヶ浜)が幕下延原(23=二子山)との6戦全勝対決に敗れ、幕下優勝を逃した。

 十両で迎えた2023年夏場所で脊髄を損傷。懸命なリハビリを経て再起し、翌24年名古屋場所で序ノ口から復帰。順調に番付を上げて今場所を東幕下11枚目で迎え、7戦全勝なら関取復帰が確実だったが、来場所以降に持ち越しとなった。

 取組後に炎鵬は「何も考えずにいった。今日はいつもより勝ちたかった気持ちが強かった」と唇をかんだ。

 幕内経験者が序ノ口転落からの十両復帰となれば、史上初だった。それだけに「今日の一番に懸ける思いは強かった。たくさんの方が支えてくれて、相撲を取れている。勝てなかったことが申し訳ない。自分に勝てなかったですね」と肩を落とした。

 来場所に向けて「これからもまだまだ相撲人生は続く。これで終わりじゃないので」と前を向いた。