LAメタルのレジェンド「ポイズン」の40周年記念ツアー中止となった。ボーカルのブレット・マイケルズが他のメンバーの6倍のギャラを要求したからだという。米メディア「ページ・シックス」が18日、報じた。
ポイズンは、オリジナル・メンバーのまま40年を迎えた、数少ないクラシック・ロック・バンドのひとつだ。
しかし、ページ・シックスの取材で、バンドは40周年記念ツアーを棚上げにしたことが分かった。その理由は、フロントマンのマイケルズが、ツアーの収益について、「他のメンバーが1ドル得るごとに自分は6ドル欲しい」と要求したからだ。
バンドはすでにオンラインでツアーの宣伝を始めており、ギタリストのC・C・デヴィルは夏に「ポイズン・ツアー2026準備はいいか?」と投稿していた。
しかし、ドラマーのリッキー・ロケットは「いい条件のオファーがあったと思う。でも、結局は流れてしまった。成立しなかったんだ。実際のところ、C・C・とベーシストのボビー、そして僕はやる気満々だった。ブレットもそうだと思っていた。でも彼は〝ライオンの取り分〟を欲しがった。ここまでくると、もう実現不可能なんだ。彼が6ドル、僕らが1ドル。そんなやり方ではやれない。僕はお金のためだけにやっているわけじゃない。音楽への愛は本物だ。でも同時に、誰か一人を大金持ちにするために、必死で働くのは嫌だろう?」と語る。
バンドは1980年代初頭にペンシルベニアで結成され、1986年のデビュー作「ルック・ホワット・ザ・キャット・ドラッグド・イン」で予想外のヒットを飛ばした。続く1988年の「オープン・アップ・アンド・セイ…AHH!」も大成功し、全米1位となったシングル「エヴリ・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン」を生んだ。
マイケルズは現在、ソロ活動で忙しく、リアリティ番組でも華々しい経歴を持つ。
ロケットは、長年の友であるマイケルズに怒っているわけではないという。
「このバンドのメンバー全員が、僕の人生に計り知れない恩恵を与えてくれた。彼を憎むなんて、親を憎むようなものだよ」
ロケットとしては、来年までに金銭問題が解決し、ポイズンとして再び動き出せることを願っている。
「41周年ツアーになるなんて、いかにもポイズンらしいドタバタだよね」
では、マイケルズの代わりに新しいボーカルを迎えてツアーを行う可能性はあるのか。
ロケットは「可能性がゼロじゃない。でもそれは手術みたいなものだ。最後の手段だよ。本当はそんなことはしたくない。ブレットと喧嘩しているわけじゃない。ただ合意に至らなかっただけだ。気に入らないのは事実だけど、『さあ殴り合おう』という話じゃない。ポイズンにとって、彼以上のフロントマンはいないと思っている」と話している。












