政界の勢力図を変えることはできるのか。立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表が16日、国会内で新党「中道改革連合」の設立を発表した。

 高市早苗首相は23日に召集される通常国会で衆議院を解散する見通し。衆院議員は立憲が148人、公明が24人所属している。まだ全員が新党に合流するかは分からないが、仮にそうなった場合は172人となり、自民党に次ぐ規模となる。

 野田氏と斉藤氏は新進党時代から付き合いで、昨年公明が自民との連立を解消してから中道結集の話し合いを進めていたという。一方で両党には安全保障と原発についての考えに隔たりがあり、「数合わせ」との批判の声も上がっている。

 そんな中、15日にYouTubeチャンネル「楽待チャンネル」が「新党〝中道改革連合〟結成の真相《伊佐進一×宮崎謙介×須田慎一郎》」と題した動画を配信。30万回再生以上(16日時点)を記録するなど注目を集めている。

 その中で、公明党元衆院議員で同党中央幹事の伊佐氏は「社会保障政策って政局したらアカンと思ってる。でも、立憲民主党は政局にしてきた。あんなのと一緒にやりたくない。自民党とも一緒に議論をしていきたい」と率直な心境を告白。

 共演者の元衆院議員の宮崎謙介氏が「立憲民主党を教育し直す?」と質問すると伊佐氏は「おっしゃる通り。それをやるんです!」と宣言した。また「選挙のために力の均衡を図っていくのとは違う」と数合わせではなく、新しい枠組みであることを強調した。

 共演した宮崎氏を取材すると、新党の行方をこう占った。

「伊佐さんはまっすぐな人なので新党結成に困惑していると思う。立憲を再教育するというロジックじゃないと気持ちの整理がつかないのでは。それをどこまで有権者に納得してもらえるか」がカギになると指摘。しかし「立憲の中で新党を立ち上げる動きも出ている。こうなると無党派が立憲に流れなくなって、結局は自民党が有利になるんじゃないかと思います」と厳しい現実を突き付けた。