元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏と元衆院議員の田中真紀子氏が25日、日本テレビ系「ミヤネ屋」に出演し、議論を交わした。

 高市内閣は発足以来、7割を超える高い支持率を維持しているが、田中氏は「(支持率が高すぎて)腰をぬかしておりまして。あ~、世間ってそういうものか、私はどれだけ世間知らずだったのかと今、つくづく感じております。一般の方は、よく分かっておられないんじゃないかな」と切り出した。

 それに異を唱えた橋下氏は「それは民主国家で言っちゃいけないこと」と指摘した。田中氏もこの意見を認めた。

 高市首相の台湾有事を巡る発言で日中関係が冷え込んだことに田中氏は「高市総理のこの間の発言については、お立場考えると不用意だったかな。偶然でしょうけども、総理の発言の重さ、影響力がバッと世界に伝播するということをあまり分かっておられなかったんじゃないかな」とバッサリ切った。

 これには橋下氏も「戦略なきポロっと発言だったと思います。本来だったら、すべてにおいて『米軍の来援』としつこく入れていかなければならないところを、完全にその場の勢いでキチンと用意してないフレーズを言ったんだと思います」と持論を述べた。

 田中氏は高市首相のスケジュールに苦言を呈した。「高市さんには、取り巻きの議員だとか仲間とか。私だって役人だとかいましたよ。国会終わったら『食べましょう。勉強会しましょう』って議員たちもいたし、マスコミもいたし。それが彼女にはいないんですね。総理日程見てても、朝出てきて国会の用事が終わると7時頃にはお家に帰っちゃう」と指摘。

 永田町の飲み食い政治に拒否感を持つ橋下氏は「高市さんの政権、ものすごいチームで機能し始めてますよ。補正予算なんて少数与党でよくあれを通して、片山さつきさん財務大臣で歴代の自民党ができないような予算の編成やってるんですよ。高市さん、外でごはんを食べることは控えてますけど、ものすごい勉強されて、官僚たちと議論しながら、自分仲間とは電話で連絡とってるという。永田町の今までの飲み食いのスタイルよりも高市スタイルの方、大賛成です。そういうところに若い人たちが支持をしてるところはあるんじゃないですか」と高市首相を擁護した。

 おこめ券問題を含めた農水相の対応に言及した田中氏は、「高市さん個人のことを何とか言ってるわけじゃないんですけど、この政権見ていると何をしようとしてるのか未来像というか具体的なものがどの政策をみても見えてこない」と断じた。

 今までの自民党による農家への対応を否定した橋下氏は「自民党政権がやってきたような需給調整的なことをやらずに作れる農家さんは応援して…」と提案すると田中氏も「今までの自民党農政の結果、こうなったんですよ。このまま続けていいなんて私、思っておりません。むしろ新しい時代に合ったものを農水省も政治家も展望を踏まえて基本食糧であるコメをどうするか提案してほしい。政策の提案がない!」と鼻息を荒くした。

 重労働の農業を企業化するためには大量の従業員が必要となり採算が取れなくなると指摘を受けて橋下氏が「採算の取れなくなったところに支援すればいいんですよ」と回答すると田中氏は「橋下徹さんにすぐに新潟県知事に立候補していただいて、改革をお願いします。言うだけじゃなく、やってください」とオファーした。