年末年始になると、登場数が増えるのがウコンである。「とりあえず二日酔いになりたくないからウコン飲んどこ」という方も少なくないのではないだろうか? だが多くの酒飲みが信じてやまない「ウコン最強説」は、ちょっとだけ注意が必要だ。

 肝臓専門のドクターによると「日本肝臓学会が健康食品や、民間薬による薬物性肝障害の全国調査を行った結果、原因として最も多かったのがウコンだった」そう。というのも、ウコンの主成分クルクミンは抗炎症・抗酸化作用こそあるが、同時に胆汁の分泌を強く促す作用もある。胆汁が過剰に動くと、胆石や黄疸、肝機能値の上昇を招くことがあり、胆道系や肝臓にトラブルを抱える人ほど慎重にならないといけないのだ。

 ただコンビニなどで買えるウコン入りドリンクやサプリは、クルクミンの含有量がそう多くないため、神経質になり過ぎる必要はない。注意すべきは、道の駅などで見かけるまじりっけのないウコンの粉や生のウコン。肝臓の数値が悪い人は、素人判断で多用しないようにしよう。

 では、ウコンより効果を実感できるものは何か。1つは水。酒は飲めば飲むほど脱水を進め、血中アルコール濃度を上げ、翌朝の頭痛と吐き気を確定させる。酒1杯に水1杯。これだけで二日酔い率は激減する。

酒1杯に水1杯で二日酔いは激減
酒1杯に水1杯で二日酔いは激減

 そして、もう1つ「地味に効く」のがハイチオールCだ。ハイチオールCは美白の薬というイメージが強いが、主成分のL―システインは本来、肝臓の解毒システムで使われる材料の1つで、二日酔い点滴にも含まれていることが多い。アルコールが分解される過程で生じる有害物質アセトアルデヒドは、体内の「グルタチオン」という解毒物質によって無毒化されるが、L―システインはそのグルタチオンを作るために不可欠な成分。つまりハイチオールCは、肝臓の解毒作業を裏方として支えてくれるのだ。しかもドラッグストアで気軽に買える。今年は年末年始の新しい相棒に、ハイチオールCも加えてみては?