今年も体力を一気に奪う「ヤツ」の季節がやってきた。ヤツとはインフルエンザのこと。気づけば、家族、友人の多くがインフルエンザにかかり、ダウンしている。年末年始にかけ、さらにインフルエンザは猛威をふるう模様。飲み仲間のドクターによると「昼夜問わず、酒を飲む機会がある年末年始は体調を崩しやすい。カラダが弱るとウイルスに感染しやすいので注意が必要」とのこと。具体的にどう気を付けたらいいのか、いくつかのポイントを教えてもらった。
まず最悪なのが寝不足。年末疲れと睡眠不足で自律神経が乱れると、鼻や喉の粘膜を守るIgAという“入口バリア”が一気に弱まる。飲み仲間のドクターいわく「粘膜バリアが落ちると、ウイルスが素通りしやすい状態になる」という。そこに酒を足すと自律神経がさらに乱れ、免疫の戦闘力が急低下してしまう。
次に気を付けたいのが、空腹状態で酒を飲むこと。おせち前の「とりあえずビール」はちょっと危険。空腹だと血糖値が一気に跳ね上がり、体は異常事態と勘違いして炎症物質を放出する。それにより、体が持つ本来のウイルス防御力がガタ落ちしてしまう。インフルエンザのような感染症にとっては追い風そのものとなる。
また、冷えきった体で飲むのも避けたい。一般的に体温が1℃下がるだけで免疫力は約30%低下するといわれている。そこに免疫を下げる作用のある酒を飲めば、防御力はほぼゼロ。長時間、寒い中に身を置く初詣後は、カラダを温めてから酒を飲むようにしよう。
甘い酒にも危険が潜んでいる。糖類の入った甘い酒を多く飲むと体内で糖が過剰になり、ウイルスを排除する好中球の働きが低下。甘いと飲みやすいだけに知らぬ間に酒量も増えやすいので、甘い酒が欲しい場合は最初の一杯にとどめるのが正解だ。
いざ、飲み始めると、インフルエンザすら忘れてしまいがちだが、せっかくの年末年始に寝込むことがないよう、これらのポイントを頭の片隅に入れておいて欲しい。












