インドで、送電塔に止まったペットのコンゴウインコ(オウムの一種)を救おうとした男性が感電死した。インドメディア・NDTVが先日、報じた。

 インド・カルナータカ州ベンガルール在住で、車両ナンバープレート製造業を営むアルン・クマールさん(32)は、飼い鳥のコンゴウインコを救出しようとした際、悲劇に見舞われた。このオウムは25万ルピー(約43万円)の価値があるという。

 ある日の午前、クマールさんの自宅アパートからオウムが逃げ出し、敷地内の送電塔に止まった。クマールさんは、オウムが感電するのを恐れ、安全なところに飛ばすため、大きな拍手をしたり、大声を出したりした。それでも、オウムは止まり続けた。

 警備員から「いずれ自分で戻って来るから」と言われたものの、クマールさんは心配でたまらなかったようだ。次には鉄パイプを手にして、オウムを送電塔から追い払おうとした。

 塀の上に登り、オウムに近付こうとしたが、鉄パイプが6万6000ボルトの高圧の送電線に接触。強い電流が流れ、感電の衝撃でクマールさんは塀から転落し、重体となった。すぐに近くの病院へ搬送されたが、到着時に死亡が確認された。

 オウムはそのまま送電塔に居続け、後日、無事に保護されたという。

 警察幹部は「鉄パイプと高圧電線の接触が致命的だった」と述べ、不審死(事故死)として事件を捜査している。

 住民は以前から、アパート敷地内に送電塔が立っていることを不安視し、電力会社に是正を訴えていたという。