ノアの〝野獣〟藤田和之(55)が、レスリング女子76キロ級で活躍する長女・眞妃琉(17)の健闘をたたえた。

 群馬・前橋育英高2年の眞妃琉は、今夏の高校総体(インターハイ)で2連覇を達成。初出場となった天皇杯全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)初日(18日、東京・駒沢体育館)では、初戦で元U23世界女王の松雪泰葉(ジェイテクト)に0―7で敗れた。

 会場で娘の雄姿を見守った父は「高校2年生で、全日本選手権に出られるのは立派。親としては一生懸命やったと思うし、大したもんだな」と目を細める。「昔から『負けることは悪いことじゃないよ』と言ってきた。『負けても、そこに強くなるためのヒントがいっぱい隠されてる。大事なのは負けた後だよ』って」と力説した。

 父の影響もあり、娘はプロレスファンだといい「応援したかったら自分でチケットを買って、応援したい選手のグッズを買ってあげなさい」と教えてきたという。自身は元日のノア日本武道館大会に出場予定。「わからないけど、こっそり来るんじゃないですか」と照れ笑いを浮かべた。

 同階級は、昨夏のパリ五輪で鏡優翔(サントリー)が日本女子初の優勝。父からの期待を受けて眞妃琉は「日本の選手が最重量級で活躍すると、(世界から)すごく注目を浴びると思う。五輪王者も日本にいるので、そういう選手と戦う準備をしていきたい」と拳を握った。