自民党の高市早苗首相(総裁)と国民民主党の玉木雄一郎代表は18日、国会内で開いた党首会談で、いわゆる〝年収の壁〟を178万円まで引き上げることで合意した。

 この日午後5時、大勢の報道陣が待機していたなか、高市首相と玉木氏が国会内の常任委員長室に入った。

 その後、合意書にサイン。昨年12月の3党合意(自民、公明、国民)では103万円の壁を「178万円」まで引き上げるとしていた。

 その中身は(1)納税者の約8割をカバーするよう手取りを増やす(2)所得税の人的控除のあり方について、給付金付き税額控除など新たな制度の導入を念頭に3年以内に抜本的な見直しを行う。(3)高校生の扶養控除については、当面、これを維持するなどが盛り込まれた。

 党首会談の終了後、高市首相は報道陣の取材に対し「今回の合意は政治の安定を望む国民のみなさま方のためにも、両党(自民、国民)の間で2年越しで知恵を絞っていただいた結果でもあります」とコメントした。

 玉木氏は国会内で開いた会見の冒頭で「先ほど高市総理と党首会談を行ってまいりました。この間、実務者同士で協議を続けてきた、いわゆる〝年収の壁〟の178万円を目指した引き上げでありますけども、178万円の引き上げが実現をいたしました。(自民と)ともに『関所を乗り越えていこう』ということで、この間、高市総理とも党首討論でやりとりをやらせていただきながらですね、今日まで交渉を続けてまいりましたけども、ともに関所を乗り越えることができました」と充実した表情で語った。