9年ぶりにJ1を制した鹿島のエースFW鈴木優磨(29)が、自ら〝ねーよ事件〟を蒸し返した。

 鹿島は6日に行われた最終節のホーム・横浜M戦に2―1で勝って常勝軍団復活を告げるリーグ優勝を果たした。試合後、イレブンは自軍サポーターが陣取るスタンドであいさつ。そのとき鈴木は自らマイクを持って「優勝した直後に言うことじゃないかもしれないですけど、2年前ここで俺がしゃべったとき『ねーよ』と言ったやつ」と言って一呼吸置くと「あるぞー!」と絶叫した。

 2年前のこととは2023年4月のホーム・神戸戦。1―5で大敗しリーグ戦4連敗となった試合後、鈴木はスタンド前で怒りのサポーターと対峙していた。拡声器を手に「勝ててないのは俺らのせい。でも俺らを後押ししてくれよ」「分かるよ。俺らも100%やってる。結果が出てないのは俺らが悪い。でも巻き返せるチャンスは、まだある」などと懸命に理解を求めたが、スタンドから「ねーよ」と怒号が飛んだ。

 鈴木はあのときの悔しさを忘れていなかった。それを力に変え、時間は少しかかったが、タイトルを奪還したときに言おうと思っていたのだろう。こんな行動も鈴木らしさの一つかもしれない。