【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#645】かつて南米ブラジルからの「メル島の3メートルの巨人」というビッグニュースは当時、世界に大きな衝撃を与えた。その事件の発信地となったのは、同国南部パラナ州にあるメル島という観光地の島であった。同地を訪れた人々から、未確認生物の目撃証言が続々と集まった。
この3メートルの巨大なヒューマノイドの出現は、2024年1月6日である。目撃者のサラ・ダレテさんは「この巨人の動きは非常に速く、身長は約3メートルほどあった」と証言している。謎の巨人を目撃したという話だけでなく、決定的瞬間の映像がある。
この映像を確認すると、巨人が丘の上に出現したあと、のんびりと体の向いている方向を変えている様子を見ることができる。その動きは、まるでスローモーなロボットのようである。それでいて、人の目に触れることを躊躇しない堂々とした動きが注目された。
ブラジルの機関紙「jbリトラル」がこの事件を取材ところ、目撃した住民が「人間にしては大きすぎる。歩く幅が大きすぎて俊敏だ」と話している。
果たして、この巨人の正体は、未確認生物だろうか、それとも宇宙人であろうか。謎は深まるばかりだった。
これら一連の動きを受けて、パラナ州政府もX(旧ツイッター)にて声明を発表した。「果たして、メル島で何かが起こっているのか」と投稿したのだ。
だが、意外なところからこの巨人の正体が判明した。英紙メトロは同年1月11日、「『3メートルの巨人』の正体は、イタリア出身のバスケットプレイヤー、フェリペ・モッタである」と報じたのだ。モッタ選手は、ブラジルのバスケットボールチーム「フラメンゴ」のスターである。
モッタ選手の証言によると「自然を満喫するために丘を散歩した。観光客が写真を撮り、宇宙人が歩いていると大騒ぎになりました。私は身長が2メートルありますので仕方ないですね」という。
メル島の巨人騒動は、意外な形で結末を迎えることになった。












