大相撲九州場所14日目(22日、福岡国際センター)、大関経験者の十両朝乃山(31=高砂)が優勝争いで首位に立つ新十両藤凌駕(22=藤島)を力強く寄り切って11勝目(3敗)。1差に接近し、千秋楽の逆転優勝に望みをつないだ。

 取組後は「相手は押し相撲。立ち合いで馬力負けしないように臨んで、つかまえられた」とうなずいた。藤凌駕が勝てば十両優勝が決まる一番。朝乃山は「(相手は)ザンバラで新十両。力があるからこそ連勝している。自分も負けたくない気持ちがあった。本音を言えば、ここで優勝を決めさせたくなかった」とプライドをのぞかせた。

 十両は藤凌駕が2敗で首位、朝乃山と羽出山(26=玉ノ井)が3敗で追う展開。千秋楽へ向けて「今年最後の一番。悔いのないように自分の相撲を取り切って終わりたい」と気持ちを引き締めた。