過酷日程がアダ? 国内女子ゴルフツアー「大王製紙エリエールレディス」初日(20日、愛媛・エリエールGC松山)、今季国内6戦目の渋野日向子(27=サントリー)が第1ラウンドのプレー中に棄権。12ホール消化時点で決断し、スタート前の練習で首付近を痛めたことが影響した。

 今大会に迎えるにあたって、渋野は10月第2週から4週連続で国内ツアーに参戦。その後は国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(6~9日、滋賀・瀬田GC)出場の可能性にかけて現地入りしたがかなわず。その翌週は米ツアー「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(13~16日、フロリダ州)で予選落ちしていた。

 時差のある長距離移動は、身体的な負担を伴う。コンディション調整がより困難になるというのは、ゴルフ界では〝常識〟。もちろん渋野は理解した上だろうが、米ツアー最終予選会(12月4日開幕、アラバマ州)を控えて実戦を重視した。「Qスクール(最終予選会)まで一つでも試合に出させてもらえるなら出たいという感じで、話もいただいていたので出させていただいた。移動の疲労より試合を重視? そういう感じです」と説明していた。

 結果論とはいえ、過酷日程が今回の棄権を招いた一因と考えられるだけに、あるツアー関係者は「何回も日本と米国を往復した影響もあったのでは」と指摘。昨夏には欧州、米本土、日本と転戦し、欧州に再び渡って迎えた「スコットランドオープン」初日にでん部付近の痛みで棄権した。

 今は早期回復を願うばかりだが、今後の日程決定は、さらなる慎重さが必要なのかもしれない。