台湾の頼清徳総統がすしランチを食べる画像をフェイスブックにアップし日本支持を示唆する中、中国外務省は「見せびらかし」と批判した。台湾メディア・今日新聞が20日、報じた。

 高市早苗首相による「台湾有事」関連の発言が、日中関係の緊張を高めている。中国は19日までに日本産水産物の輸入を事実上停止した。

 そんな中、台湾の頼氏は20日、フェイスブックに「今日のランチはすしとみそ汁」として、昼食の画像を投稿した。画像の説明として「鹿児島産のブリや北海道産のホタテ」とわざわざ記載し、日本への支持を示す意図がにじむ投稿となった。

 これに中国外務省の毛寧報道局長は、定例記者会見で「台湾は中国の台湾であり、中国領土の不可分の一部である。頼清徳当局がどれほどパフォーマンスをしようとも、この鉄のような事実を変えることはできない」と述べた。

 さらに毛氏は、高市発言に言及し「日本はかつて台湾を武力で占領し、半世紀にわたる植民地支配を行った。占領時期の台湾人民は深刻な災難に見舞われ、数十万人の同胞が殺害され、政治的権利も信仰の自由も文化の自由もなく、鉱物資源や生活物資は狂ったように略奪された。日本の侵略者は台湾で数え切れない罪行を犯し、台湾史上最も暗い一頁を書き残した」と強調した。

 また、毛氏はあらためて日本側に対し高市氏の台湾関連発言を撤回するよう求め「台湾問題において、日本政府は〝一つの中国〟原則を堅持し、中日間の4つの政治文書の精神を遵守すべきであり、意図的に曖昧化したり、歴史を逆行させたりしてはならない」と主張した。