F1レッドブルが来季のドライバー編成の決定を急転先送りした背景に、角田裕毅(25)の評価上昇があった。
レッドブルはメキシコ・グランプリ(GP、決勝26日)後に来季のドライバー編成を決定する方針だったが、首脳陣の判断により12月のカタールGP(決勝同1日)か最終戦アブダビGP(決勝同8日)の後まで先送りされることになった。
さまざまな理由があるが、低迷が続いて退団が既定路線だった角田が進化を遂げ、残留が有力な選択肢となりつつあることが大きな要因のようだ。
英モータースポーツ専門メディア「ザ・レース」は「レッドブルが2026年のF1ドライバー決定を延期した理由」と題して特集。「レッドブルはメキシコGP後にマックス・フェルスタッペンのチームメートを選ぶつもりだったが、ドライバーラインアップの決定はもう少し待つ予定」と指摘し、その理由をこう続ける。「(アイザック)ハジャール(レーシングブルズ)はまだシニアチームへの昇格に向けて強い立場にあるようだが、レッドブルレーシングのチーム代表兼CEOのローラン・メキーズがメキシコで『久しぶりに最高の週末』を過ごしたと語る角田が残留する可能性はまだ残っている」と角田のパフォーマンス向上が大きな要因だと強調した。
同メディアに対してメキース代表は「角田が前進していること」が「ドライバーについて決定を下す前にもう少し時間をかけたい理由の一つだ」と明言したという。
メキース代表は「予選ではマックスに非常に接近していた」と重ねて指摘。「そして、最初のスティントも非常に強かった。ミディアムタイヤでの非常に長い最初のスティントで、マックスからコンマ2秒かコンマ3秒差につけていた」と角田の成長ぶりを高く評価。残留を検討していき、首脳陣間で協議することになりそうだ。
また、その他の理由としては「状況を複雑にしているのは、フェルスタッペンが今季のドライバーズタイトル獲得に望みを託していることと、両チームのコンストラクターズチャンピオンシップ争いだ。ドライバー交代計画の発表は、重要な最終戦を迎えるにあたり、チームの不安定さを増す可能性がある。レッドブルがフェルスタッペンに注力したいと考えていることに支障をきたす可能性があるだけでなく、レッドブルがコンストラクターズランキング2位を追う中、レーシングブルズが6位争いにプレッシャーをかけられている状況では、関係するドライバー全員に影響を与える可能性がある」と同メディアは説明。
実際にメキース代表もこの理由について「今は気を散らされたくない。まさに、あなたがおっしゃった通りのことが問題になっている」と明らかにした。












