NHK大阪放送局は23日、現在放送中の朝の連続テレビ小説「ばけばけ」に出演中の女優・池脇千鶴のコメントを発表した。

 同作の舞台は、明治時代の島根・松江。ヒロイン・松野トキ(髙石あかり)と外国人教師ヘブン(トミー・バストウ)を軸にした人間模様を描く。池脇は、出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しいトキの母・松野フミを演じている。

 役どころについて池脇は「フミは寛容で旦那様とおじじ様のマイペースなところを全部受け止めているけれども、自分もどこか抜けているのが魅力かなと思います」と説明した。

 同作に出演するうえで気を付けているところがあるようで「完全に時代劇なので所作が決まっていて、どちらの手を上に重ねるかなどにもお作法があり、気持ちやセリフと連動させて動くのが難しいです。フミは所作をきちんと教わって育ってきたはずなので、そのあたりはしっかりしたいと考えています」と意気込んだ。

 東京から戻ってくるおトキを迎え入れるシーン(第20回、24日放送)のフミの心情はというと「おトキが東京へ行ったときは、おじじ様がお金を捻出して東京行きを認めたことだし、『これをきっかけに東京で(トキの夫の)銀二郎さんと幸せになってほしい』と背中を見送りながら納得していました」とコメント。

 続けて「自分の足で添い遂げる人を見つけて、東京で幸せになるんだったらそれでいいと思っていたんです」とフミの気持ちを代弁した。

 母親役に感情移入している様子で「とにかく心配でならなかったから、松野家へ帰ってきたときはやっぱりうれしかったですね。すごくうれしいんだけれども、おトキが病気をしてないか、ケガしてないかという心配が先に立った」と心境を告白。

 そして「映っていたかどうかわかりませんが、着物のほこりを払ったり足を触ったりしています」と細かいところまで演じていたことを明かした。

 テレビで放送されなかった母と子のドラマについて「銀二郎さんとの間に何があって戻ってきたのかは、その後にゆっくり聞いたのではないかと思います」と推察した。

高石あかり(左)と池脇千鶴
高石あかり(左)と池脇千鶴