瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」の1期生・石田千穂(24)が7日、活動拠点である広島県民文化センター多目的ホールで卒業公演を開催。この日をもってSTU48としてのすべての活動を締めくくった。

メンバーに送り出される石田千穂(©STU)
メンバーに送り出される石田千穂(©STU)

 石田は2017年3月、15歳で1期生として加入。デビューシングル「暗闇」からすべてのシングルで選抜メンバー入り。6th「独り言で語るくらいなら」、9th「息をする心」で単独センターを務めたほか、8th「花は誰のもの?」ではトライアングルセンターの一角を担うなど、グループの中心として活躍してきた。

 最初のMCで、石田は「最後のキャッチフレーズいきます!」と笑顔で定番のあいさつを披露。「今日披露する曲は全部最後になるので、1曲ずつ噛みしめて歌いたい」と意気込むと、福田朱里は「アイドルパワー全開の千穂ちゃんを見納めということで寂しいですけど、最後まで笑顔でキラキラした千穂ちゃんを送り出したい」とエールを送った。

 アンコールでは、オサレカンパニー制作の卒業ドレスに着替えた石田は、自身のソロ曲「未来へ続く者よ」を情感たっぷりに歌い上げた。

 その後の卒業セレモニーでは、約9年半にわたり支えてくれたファン、スタッフ、メンバー、そして家族へ向けて、涙を交えながら感謝の言葉を述べた。スタッフに対しては「無理そうな提案もすべてかなえてくれた。愛を注いでくださり本当にありがとうございました」と感謝。メンバーや卒業生に向けては「STU48での9年半が私の青春でした」と振り返り、「私が伝えたいことはアイドルをしているといいことばかりじゃなくて、活動に本気であるほど悔しいこと、悩むこと、納得いかないことも、きっと辞めたいって思う瞬間もきっとあると思います。でも、頑張っている姿は誰かが必ず見ている。納得がいくまで後悔のないようにアイドルでいてほしい」と、グループの未来を担う後輩たちへメッセージを送った。

 そして、「今の環境が当たり前じゃないなと私は改めて思うので、今の環境に感謝して、あいさつと返事を徹底して、誰もが応援したくなる愛されるSTU48でい続けてください。これからは外から応援しています」と呼びかけた。

ファン、家族に感謝を伝えた石田千穂(©STU)
ファン、家族に感謝を伝えた石田千穂(©STU)

 また、送迎などのサポートを続けてくれた家族への感謝を伝えた後、ファンに向けて「中学生の頃から24歳になるまで、どんな時も私を支えてくれて本当にありがとう。もしアイドルになっていなければ、みんなと出会えなかった。本当にアイドルになれてよかったと心から思います。みんなとの出会いは一生の宝物です」と言葉を詰まらせながらも、力強く想いを届けた。ラストは自身の単独センター曲「息をする心」を披露。会場が盛大な「千穂ちゃん」コールに包まれながら、STU48とともに歩んだ3356日のアイドル人生に幕を下ろした。