中国・貴州省の花江峡谷大橋で23日に「ロープなしバンジージャンプ」という新アトラクションを開業する予定だったが、SNS上で安全性への懸念が指摘され、延期となった。香港メディア・星島日報が22日、報じた。
ロープなしバンジージャンプは、高さ20~50メートルから選択できる。体験者がロープなしで橋から飛び降り、下に張られた160平方メートルの安全ネットに落下するというもの。ネットの四隅は固定されており、人が落ちても十分に受け止められる設計だという。体験終了後、安全ネットはゆっくりと地上まで降下し、安全に降りられる仕組みになっている。
同アトラクションの関係者によると「ネットでの注目度があまりにも高いため、前日の夜に緊急通知を受け、安全性の再評価が必要となった」という。そのため、当初予定していた23日の一般公開はキャンセルされた。
SNS上では、テスト映像とされる動画が出回っており、砂袋が高所から垂直に落下して安全ネットに着地する様子が確認できる。
これに対し、多くのSNSユーザーが「強風が吹いてもちゃんとネットに落ちられるのか?」「50メートルは、高すぎません?」「長時間太陽や雨にさらされると、安全ネットも弱くなるでしょ」「遅かれ早かれ何か悪いことが起こるような気がする」など、安全性に関して議論を交わしている。
貞豊県市場監督管理局の担当者によると、異なる重さの砂袋を使った落下テストを実施し、安全ネットの安定性と耐荷重を確認済みだという。さらに地上には安全ネットとエアバッグの二重の安全装置が設けられている。現在も安全試験と改善作業が続いている。ただし、体重90キロ以上の人には体験を推奨していないとのこと。
アトラクション側は以前、「ロープなしバンジーはまだ試験段階にあり、正式導入後の料金は1699元(約3万6288円)になる」と発表していた。これは従来の「ロープありバンジー」の2999元(約6万4055円)より安い価格となる。
貞豊県文化体育広電旅遊局の担当者は「運営側では、ジャンプの範囲を正確に計算しており、2~3メートル以内の落下地点がすべて保護範囲に入るように設計されています。スタッフは風速を常時測定し、天候が不適切な場合はアトラクションを停止します」と説明している。












