8日、2025年のノーベル化学賞が発表され、天然ガスなどの気体の内部の微小空間に貯蔵できる「多孔性材料」を開発した北川進・京都大特別教授(74)が受賞した。日本のノーベル賞の受賞決定は、6日の生理学・医学賞の坂口志文・大阪大特任教授(74)に続く快挙となった。

 同日、記者会見を行った北川氏は「こんな大きな名誉をいただくことになって、感激しております。何より、私はいい環境に恵まれたと思います」と感謝を述べた。

 成功の秘訣を問われると「興味を持って挑戦する姿勢が指導者に必要。ヴィジョンが必要だと思います。私は偉いわけではなくて、面白いことに突っ走って、うまくいかないこともあります。一緒に研究した人は苦労したと思います。そういう人たちの支えがあった。ケミストリーは個人プレーではなく、チームプレーが非常に重要」と持論を語った。