中国の動物園で、飼育していたロバにシマウマ模様を描き展示したところ、偽装を指摘され、動物園は「コスプレだ」と釈明した。香港メディア・星島頭條が先日、報じた。

 中国ではこれまでにも、動物園が犬をパンダのように染色したり、人間がゾウの着ぐるみを着て展示されたりして、そのたびにネット上で大きな議論を呼んできた。今度は、山東省の遊園地がロバにシマウマ模様を描いて展示した。

 中国のSNS上で拡散された動画には、囲いの間から顔を出すロバが映っている。その体にはシマウマそっくりの縞模様が描かれており、一見すると確かにシマウマのようにも見える。しかし、よく見ると顔つきや体格はロバだと分かる。

よく見ると…青雲山民俗遊楽園のロバ(微博から)
よく見ると…青雲山民俗遊楽園のロバ(微博から)

 SNSユーザーは「シマウマなのに、どう見てもロバっぽい」「絶滅したはずの新種シマロバだ」などと冗談交じりのコメントが相次いでいる。一方、偽装展示を指摘する声もある。

 このロバを展示していた山東省の青雲山民俗遊楽園の職員は「これは単なるジョークです。いわばコスプレのようなもので、少しシュールな演出なんです。私たちは『これはシマウマです』という看板を掲げたわけではありません。あくまで冗談として、少し抽象的な展示をしているだけです」と反論した。

 職員によると、園内では40種類以上の動物を飼育しており、今回のロバのほかにも数匹の子犬にコスプレを施して、来園者にユーモアを楽しんでもらっているという。

 一方で、SNSには「動物に不要なストレスを与えているのではないか」「染料は安全なのか」といった動物福祉の観点から懸念するコメントも寄せられている。