過日、久しぶり(?)に飲み過ぎによる頭痛が勃発。「今日に限ってなぜ?」と原因を考えていたところ、二日酔い防止のサプリメントを服用し忘れていたことに気づいた。私がお守りのように飲んでいるサプリメントは、ビタミンCとビタミンBコンプレックス。ビタミンCは、アルコール分解の際に発生する活性酸素やアセトアルデヒドを打ち消す守備の役目。一方、ビタミンBコンプレックスはアルコールを分解する酵素を動かす燃料となり、体内で直接使われる。中でもナイアシン(ビタミンB3)はアルコールを酢酸に変える過程で大量に消費され、これが不足すると飲んだ翌朝に頭痛が起こりやすい。

「だったらサプリで補えばいいじゃん」と思うのだが、飲むタイミングを間違えるとエライことになる。それは空腹時。胃が空っぽの状態で高濃度のナイアシンを摂ると、「ナイアシンフラッシュ」と呼ばれる現象が起きるのだ。全身がカッと熱くなり、血が一気に巡る感覚を覚え、さらには胃がムカムカ。まるで二日酔いのダメージを先取りするような不快感に襲われてしまう。二日酔い予防のために摂ったはずが、逆に苦しむ羽目になる。実際、私もつい最近、海外の高濃度ビタミンBコンプレックスを飲んで、ナイアシンフラッシュを経験。まさかカラダに良いとされるサプリメントに、こんな副作用があるとは経験するまで知らなかった。それ以来、ビタミンBコンプレックスは食後に摂るようにした。しかし食後ゆえ、今回のように飲み忘れしやすいこともあり、最近はつまみからビタミンB群を摂るよう心がけている。例えばマグロやカツオなどの赤身魚、レバー、鶏胸肉、タラコ、ピーナッツや枝豆といった居酒屋の定番メニューは、実はナイアシンの宝庫。酒と一緒に食べればアルコールの分解をサポートし、翌日の不快な頭痛を予防してくれる。

 酒好きにとってビタミンBコンプレックスは「守護神」だが、扱いを間違えれば「フラッシュ攻撃」で返り討ちに遭う。サプリメントに頼るのもいいが、居酒屋のカツオのたたきや枝豆こそ最強の防具。翌朝の体調はナイアシン次第。次の一杯の前に、ナイアシン豊富なつまみで武装しておこう。