飲み会の後、ラーメンやご飯で〆てもスリムな人がいる。私なんぞ、そんなことを続けていたら、あっという間に巨大化してしまうというのに。「この不公平さは何故?」とドクターに聞くと、「耐糖能の差かもしれませんね」と言う。

 耐糖能とは、食べた糖質を処理する力を指す。耐糖能が高い人は、血糖値もゆっくり上がり、インスリンもほどよく出る。インスリンの仕事は、食べた糖をエネルギーとして細胞に届けること。ちゃんと働いていれば、糖はスムーズに使われるので、脂肪になりにくい。

 逆に耐糖能が落ちている人は、ちょっと糖質をとっただけで血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌される。その結果、脂肪をせっせとためこむ体になってしまう。特に危ないのが「空腹で飲んで、〆にラーメン」のゴールデンコース。アルコールで肝臓がフル稼働しているところへ、炭水化物がドカンと入ると血糖値は爆上がり&インスリンは大暴走。肝臓は糖を処理しきれず、脂肪として蓄える。

 では、どうしたら耐糖能を上げることができるのだろう? ドクターによると「糖質を怖がらず、食べること」だという。中でもおすすめは、もち麦ご飯。もち麦に含まれる水溶性食物繊維が糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防いでくれる。

 私はさらに粗みじん切りにし、塩もみしたキャベツやキュウリを混ぜている。かさ増しができる上に、シャキシャキとした食感も加わり満足度がアップ。お好みで、かつお節、ごま、塩昆布などを入れてもいい。それに加え、たんぱく質をとると、筋肉の材料となり、体内で糖を効率よく利用できるようになる。「糖質+たんぱく質」は、耐糖能を高める最強のコンビなのだ。

 結局、糖質は避ければ避けるほど、耐糖能は働きにくくなる。普段からきちんと糖質をとり、「糖質をさばける体を育てる努力」をすることが、耐糖能をアップさせる近道となる。飲み会のごほうび〆のラーメンを、心おきなく楽しむためにも、日々の食事で「糖をさばける体」を少しずつ育てよう。