過日、シミ取りのために美容皮膚科に行った。ふと気づけば、待合室はお年ごろ(中年)のオジサマばっかり。美容皮膚科と言えば、かつては女性の専売特許。だが、今や男性も肌のケアをするのが当たり前の時代なのだ。美容皮膚科までは行かずとも、「アンチエイジングをしてカッコよくなりたい」と思う人は少なくないはず。

 さて、アンチエイジングだが、実のところ酒とはあまり相性が良くない。理由は「酒は酸化を促す」からだ。酸化は言わばカラダのサビ。シミやシワ、血管の老化を早める元凶である。酸化の主因は活性酸素なのだが、アルコールを分解するときに生まれるアセトアルデヒドが、これをさらに増幅してしまう。

 だがありがたいことに私たちのカラダには、活性酸素をやっつける抗酸化システムなるものが備わっているので、酸化はそうそう進まない。しかし深酒をして、活性酸素が大量に増え、キャパを超えると「酸化ストレス状態」となり、抗酸化システムがストップ。一気に老化が加速してしまう。酸化ストレスはじわじわと全身をむしばみ、肌だけでなく、血管にもダメージを与え、動脈硬化や認知症などといった重篤な病気をも引き起こす。こうなると美容皮膚科の最新レーザーでも太刀打ちできない。

 この話を聞いても酒飲みの多くは、やめるなんて考えもしないだろう。無論、私もそうなのだが、それでもやっぱり「若々しくいたい」と思う。

 何か手立てはないかと美容皮膚科のドクターに聞いたところ、アンチエイジングに良い食材を教えてくれた。シミ、シワを予防するビタミンCがたっぷりの最強食材は赤パプリカ。生で食べるのが一番効果的なので、ザクッと切ってマヨネーズや味噌をつけて食べるといい。コンビニで調達可能なものだと、ポリフェノールたっぷりの枝豆、オメガ3脂肪酸豊富なしめ鯖、若返りのビタミンEがいっぱいのナッツなどが挙がる。これらをつまみに適度に飲めば、わずかでも老化に抗うことができるはず。

 どうせ飲むなら、お肌ピカピカの「アンチエイジングダンディ」を目指してみてはいかがだろう?