先月、米ラッパー・D4vd(20=発音はデイビッド=本名デイビッド・アンソニー・バーク)の車のトランクから、昨年行方不明になった15歳少女のバラバラ遺体が発見された事件で、ロサンゼルス市警が捜査を進める中、D4vdの実家が「スワッティング」の標的になったという。米紙ニューヨーク・ポストが先日、報じた。

 D4vdのテキサス州にある実家は、ニュースの数日後、スワッティング通報を受けて警察に囲まれた。

 スワッティングとは、特定の人物の居場所を特定し、その人物の家に殺人事件や爆弾テロといった虚偽の通報をして、警察の特殊部隊(SWAT)を出動させる嫌がらせのこと。

 9月8日、カリフォルニア州ロサンゼルスの車両置き場に放置されていたD4vd名義の車のトランクから、セレステ・リバス・エルナンデスさん(15)のバラバラ遺体が発見された。昨年4月から行方不明で、捜索願が出されていた少女だ。

 9月下旬、テキサス州警察は、D4vdの家族の住むハンプステッドの自宅で銃撃事件が発生し、少なくとも1人の犠牲者が出たとの通報を受け、出動した。

 米メディアが入手したボディーカメラの映像によると、D4vdの両親は、自宅の玄関先で待機していた警察に対し、銃を抜いて出迎えたという。

 母親は「家にいたのは夫と娘、息子の3人だけで、全員無傷です」と証言。両親は誰かが家に侵入したのではないかと不安になり、警察は敷地内を捜索した。結局、現場に不審な点はなく、通報はスワッティングとして処理された。

 事件後、リバス・エルナンデスさんの母親はメディアに対し、「娘のボーイフレンドはデイビッドという名前だった」と話した。

 また、D4vdは「セレステ」の名前を2回使った未発表曲を制作。2月には自身の死体を車のトランクに詰め込むミュージックビデオをユーチューブ投稿していた。

 リバス・エルナンデスさんとのつながりがいくつも出ているが、D4vdは容疑者として名前が挙がっていない。