まさかの失速だ。大相撲秋場所13日目(26日、東京・両国国技館)、横綱豊昇龍(26=立浪)が大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)に一方的に寄り切られて痛恨の連敗。取組後の支度部屋では報道陣の取材に応じず、足早に国技館から引き揚げた。
7月の名古屋場所は左足親指のケガで途中休場。新横綱からの3場所で皆勤は1度だけと、横綱の責任を果たせていない。名誉挽回を期す今場所は初日から11連勝で優勝争いの先頭を快走していたが、12日目から2連敗。横綱大の里(25=二所ノ関)が1敗を守って単独首位に立ち、豊昇龍は一転して追いかける立場となった。
元横綱大乃国の芝田山親方は、この日の打ち出し後に取材に応じ「今日の相撲でも、豊昇龍は立ち合いでなかなか手をつかない。仕切っていても、相手は手をついて待っているのに立とうとしないで、左手をまたヒザの上にのっけていた。的(狙い)が絞りきれていないということ。今場所の途中で、右に変わったような相撲(3日目の伯桜鵬戦)もあった。ああいうのを見ると、大の里とはスケールが違うと感じてしまう」と指摘した。
豊昇龍の優勝2回に対して、大の里はすでに賜杯を4度抱いている。横綱初優勝でも先を越されれば、その差は開くばかり。豊昇龍は先輩横綱の意地を見せることができるのか。












