元横綱の親方も大絶賛だ。大相撲秋場所12日目(25日、東京・両国国技館)、新小結安青錦(21=安治川)が横綱豊昇龍(26=立浪)を切り返しで破り、9勝目(3敗)を挙げた。
取組後は「信じられないですね。相手は横綱なので、精いっぱい自分の相撲を取ることだけを考えていきました」と納得の表情。前日11日目は幕内正代(33=時津風)に敗れたが、連敗を回避し「勝負の世界なので、勝ち負けはある。しっかり切り替えられました」とうなずいた。
ウクライナ出身のホープは、新入幕となった3月の春場所から3場所続けて11勝。初土俵から所要場所での新三役は、朝青龍らの14場所を抜いて歴代1位のスピード昇進(年6場所制となった1958年以降初土俵、幕下付け出しは除く)。今場所も10日目に勝ち越しを決め、豊昇龍を2場所続けて撃破した。
そんな安青錦には、横綱経験者の親方も大きな期待を寄せている。芝田山親方(元大乃国)は「安青錦はすごい。相撲の基本を知っている。要するに低く当たって、低い体勢で脇を空けずに、前みつを狙いながらとにかく自分が有利な形に持ってくる。だからあんな絞りやおっつけとか、どこで習ってきたのかなと。そんな簡単に覚えられるのかなと思うし、すごい」と取り口を称賛。
さらに「あっぷあっぷして勝っている相撲じゃないから、見ていて力強さがある。安青錦が勝つことに対して何も違和感がないし、頑張ってほしいという気持ちになれる力士だよね」と相撲内容を高く評価した。
快進撃を続ける安青錦が、新たな角界の主役となれるか。












