大相撲秋場所9日目(22日、東京・両国国技館)、横綱大の里(25=二所ノ関)が幕内若元春(31=荒汐)を下して8勝目(1敗)を挙げた。

 大の里はもろ手突きから体勢を崩して相手に背中を向ける場面もあったが、クルリと向き直って逆襲。右を差して前に出ると、最後は豪快に寄り倒した。取組後は「背を向けた瞬間、危ないと思ったけど、どっしり構えていたので。腰を割って寄りました」と振り返った。

 勝ち越しを決め、首位を走る横綱豊昇龍(26=立浪)と1差をキープ。「また明日頑張りたい。追う展開なので考えすぎずに。(優勝は)転がってくるものだと思って、目の前の一番に集中する」と気持ちを引き締めた。

 審判長の九重親方(元大関千代大海)は「反応が良かった。休むことなく寄り立てて、逆転を許さずに全体重を浴びせていった」と分析した。