大相撲秋場所7日目(20日、東京・両国国技館)、大関経験者の小結高安(35=田子ノ浦)が幕内阿炎(錣山)を押し倒しで下し、初日を出した。取組後は「何も考えずに気持ちで取った。今日勝てたので、また明日気持ちよく相撲を取りたい」と振り返った。
大関復帰を目指すベテランは、小結で迎えた7月の名古屋場所で10勝を挙げた。しかし8月の夏巡業では持病の腰痛により途中休場するなど、満身創痍で土俵に上がり続けている。
そんな高安は新日本プロレスのIWGPタッグ王者で、好角家のタイチ(45)と親交が深い。「タイチさんには大関時代から応援してもらっていて、それからの付き合い。タイチさんもだいぶ年齢がいっているけど、一生懸命頑張っているので。そういう意味では僕と通じるものがあると思う」と、互いに刺激を与えあう関係だ。
主に高安は、プロレスでは新日本の試合をチェックしているという。かつて鈴木みのるが率いた「鈴木軍」にタイチが所属していたこともあり、ヒールレスラーの方が好みだ。
「(プロレスは)やっぱりヒールが楽しいし面白い。タイチさんは最近正統派(のレスラー)になったけど、気合いの入った技が好き。『くたばれ!』と言いながらたたいたり、放り投げたり。四つ組んで、投げたりもしていますよね」と熱弁した。
石井智宏とIWGPタッグ王座を保持するタイチは28日の新日本神戸大会でYuto―Ice&OSAKAR組との初防衛戦に臨む。当日は秋場所の千秋楽ということもあり、高安は「お互い千秋楽まで頑張らないといけない。(タイチから)刺激をもらいながら頑張りたい」と力を込めた。
人気プロレスラーの盟友を持つベテランが、中盤戦からの逆襲に燃えている。












