元大関のファン交流術とは? 大相撲秋場所6日目(19日、東京・両国国技館)、大関経験者の幕内御嶽海(32=出羽海)が幕内大栄翔(31=追手風)を押し倒して3勝3敗の五分に戻した。

 約1分半の長い取組を制し「疲れました。(翌日以降も)自分らしい相撲を取っていきたい」と表情を引き締めた。昨年の名古屋場所から5場所連続で負け越し、今年の夏場所は10年ぶりに十両へ転落。それでも幕内復帰した名古屋場所で10勝を挙げ、元大関の意地を見せた。

 その御嶽海は8月の夏巡業中、全国各地を回る醍醐味を明かしている。「(巡業中は)その町の焼き鳥屋さん、おすし屋さんとかに行って地元民とワイワイするのが好き。町のおすし屋さんに行ったら、地元の常連の人しか来ない。そういう人たちとしゃべって、盛り上がれば応援してもらえる」。今夏に訪れた山形県内のすし屋では、たまたま隣に座った家族連れと意気投合。2軒目までハシゴしたという。

 店の選び方にも〝御嶽海流〟のこだわりがある。「基本は自分で調べて(部屋の)付け人、床山とかと行く。(店の料理の)写真を見て、グーグルの(口コミ)評価4・5以上は絶対だね」と笑顔で説明した。優勝3回を誇る実力者。土俵外では気さくな元大関が、巻き返しを狙う。