大相撲秋場所6日目(19日、東京・両国国技館)、横綱豊昇龍(26=立浪)が幕内王鵬(大嶽)を下手投げで退けて無傷の6連勝。幕内唯一の無敗をキープした取組後に「集中してやりました。しっかり一日一番、大事にしているので、いいと思います」と納得の表情を見せた。

 7月の名古屋場所は、左足親指のケガにより途中休場。新横綱からの3場所で皆勤は1度のみ。場所前の8日に行われた時津風一門の連合稽古で腰を負傷するなど、満身創痍の中で土俵に立ち続けている。

王鵬(左)を下手投げで土俵下まで投げ捨てた豊昇龍
王鵬(左)を下手投げで土俵下まで投げ捨てた豊昇龍

 それでも今場所は初日から無敗をキープし、5日目には過去3勝5敗と苦手にしていた幕内熱海富士(伊勢ヶ浜)に寄り切りで快勝。〝綱の意地〟を見せている。

 この日の取組前に師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「昨日みたいないい相撲を取った方が、流れが良くなる。腰の状態? 大丈夫そうですけどね。(朝稽古で腰を中心に)ストレッチしながら。痛くたって仕方ない。そろそろ横綱としてやらないと」と奮起を促していた。

 横綱初優勝に向けて負けられない戦いが続く中、7日目は幕内平戸海(境川)と対戦する。豊昇龍は「しっかり明日のことを考えて、相撲を取っていきたいと思います」と気を引き締めた。