F1レッドブルの角田裕毅(25)が、来季のシート獲得へ向けて崖っぷちに追い込まれた。
角田を巡っては低迷が続いていることから、レッドブル残留は難しく姉妹チーム・レーシングブルズのアイザック・ハジャールの昇格が内定済みと欧米各国の複数メディアが報じている。
角田にとって来季の残る選択肢は、降格の形でレーシングブルズに復帰するか、かねてウワサされるアルピーヌへの移籍か二者択一の状況だ。
そうした中で、事態が動き出した。F1の移籍市場に精通するジャーナリストのホルヘ・ペイロ氏は「明らかに、リンドブラッドはF1昇格をほぼ確実にした」とXで投稿。現在F2でレッドブルと連係しながら育成されている有望株アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズでF1のシートを獲得すると報じたのだ。
そうなると、レーシングブルズの枠は残り1。現在所属するリアム・ローソンとその座を争うことになる。だが2人を比較すると一長一短で今季の成績からも実力差はなく、判断が難しくなっている。そこで角田にとっては困った状況が生まれてきた。
英モータースポーツ専門メディア「F1オーバーステア」は「現状では、角田はローラン・メキース代表の支援を受けており、ローソンに対してわずかに有利に立っているかもしれない。しかし、レッドブル(グループ)はシーズン終了まで決定を下さないだろう」と報道。レッドブルグループが角田とローソンを今季終了まで競わせた上で、じっくり検討してシーズン終了後に契約を判断する方針へと傾いているのだ。
角田にとってもう一つの選択肢であるアルピーヌは、実質的な指揮を執るフラビオ・ブリアトーレ氏が来季のドライバー編成を11月までに決定する方針を明言している。そうなるとレーシングブルズのシートを得られるのかどうかレッドブルグループの判断を待っていると、アルピーヌとの移籍交渉を進められず〝時間切れ〟となり、移籍が消滅してしまう。同メディアは「リスクは高まっている。レッドブルのスケジュールにより、角田とローソンは、他に唯一の現実的な空きシート(アルピーヌ)を逃す可能性が高い」とズバリ指摘した。
こうした動きを受けて、アルピーヌ側も角田以外の代替案を進めているようだ。「実際に、マクラーレンのジュニアドライバーであるアレックス・ダンもアルピーヌに移籍するとうわさされている」と同メディアは伝えた。
F1デビューからずっと所属してなじみのあるレッドブルグループを優先するのか、それともその判断を待たずにアルピーヌとの交渉へとかじを切るのか。角田はF1人生を大きく左右する決断を迫られている。












