大関取りの行方は…。大相撲秋場所初日(14日、東京・両国国技館)、関脇若隆景(30=荒汐)が幕内伯桜鵬(22=伊勢ヶ浜)に一方的に押し出されて完敗。今場所後の大関昇進へ向けて、痛恨の黒星発進となった。取組後の支度部屋で若隆景は「立ち合いから流れが悪かった。反省して、自分らしい相撲を取っていきたい。また明日、しっかり切り替えて相撲を取りたい」と前を向いた。
関脇だった2022年春場所で初優勝を果たしたが、翌年の春場所で右ひざ前十字靱帯断裂の大ケガを負った。手術と長期離脱により番付は幕下まで転落。地道な努力を重ねて三役まではい上がってきた。先々場所は小結で12勝、先場所は関脇で10勝。今場所で11勝を挙げれば、大関昇進の目安とされる三役の地位で「3場所合計33勝」に到達する。
幕内後半の審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)は、この日の若隆景の相撲内容について「一方的でしたね。硬くなったのかな。勝たなきゃいけないという思いが強すぎた。上の番付を意識? それはするでしょうね」と指摘する。「スタートは良いに越したことはないけれど、力はあるんだから。戻してくるのでは」と2日目以降の本領発揮に期待した。
審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は今場所前から「相撲内容は言うことない」と高評価。場合によっては10勝で大関に昇進する可能性もあるが…。果たして、どうなるか。












