大相撲秋場所初日(14日、東京・両国国技館)、大関経験者の十両朝乃山(31=高砂)が十両旭海雄(25=大島)をすくい投げで破り、関取復帰を白星で飾った。

 昨年の名古屋場所で左ひざ前十字靭帯を断裂。手術と長期休場により、番付は幕内から三段目まで転落した。再び関取に返り咲いた朝乃山は「ケガが明けてからの十両だったので、素直にうれしい。内容は悪かったけど、白星はいいこと。相撲内容を良くしていきたい」と表情を引き締めた。

 十両土俵入りでは館内から大声援と拍手を送られた。「先場所は幕下で土俵入りがなかった。十両の土俵入りで(自身への声援が)一段と大きくなった気がする。こうやって応援してもらえるのはうれしいし、感謝しています」と頭を下げた。

 その土俵入りでは「朝乃山富山後援会」から贈られた化粧まわしを締めた。「何をつけるか迷いましたけど、一番は地元の富山後援会。どんな時でも応援してくれた。そういう意味でつけたかった」と感謝の思いを伝えた。

 まだ15日間は始まったばかり。目標の幕内復帰へ向けて「声援や拍手を力に変えて、ケガのないように頑張りたい」と意気込んだ。