〝変幻自在〟の戦いぶりだった。カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選日本代表決定戦2日目(12日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、3戦先勝方式で争う男子の第4戦は、SC軽井沢クラブが5―4でコンサドーレに勝利。通算成績3勝1敗で世界最終予選(12月、カナダ)進出を決めた。
3―4で迎えた最終第10エンドにドラマが待っていた。フォース・柳沢李空の最終投で2点を奪って白星を引き寄せ、全員で肩を組んで涙ながらに喜びを分かち合った。チームをけん引したスキップ・山口剛史は「ちょっと涙が出たけどまだ早い」と笑ったが、満足はなし。「もっともっと僕は成長したいし、まだまだやれる」と高みを見据えた。
今大会のSC軽井沢クラブはセオリー通りの戦術と、攻撃的な戦術を巧みに織り交ぜた。22年北京五輪女子銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)でフィフスを務めた石崎琴美さんは「SCはバランス型のチーム。ビッグエンドをつくりにいくこともできるし、我慢の試合もできる。様子を見て、攻める時は攻めるし、守る時は守るといった感じで戦えている」と特徴を分析。実際に11日の第2試合は大量得点で試合を決めるなど、勝負どころを見極める力が際立った。
世界最終予選は8チームが参加し、上位2チームが五輪切符を手にする。山口は「現状は厳しいところにいると思うけど、自分たちはもう1歩2歩成長すれば、五輪に進める。成長しながら頑張っていきたい」。次なる関門突破へ、視線は早くも前を向いていた。












