F1イタリア・グランプリ(GP)決勝が7日に行われ、レッドブルの角田裕毅(25)を〝撃墜〟する格好となった姉妹チーム・レーシングブルズのリアム・ローソン(23)に対して批判が殺到している。

 角田は逆襲を狙った矢先の28周目、今季序盤にレッドブルのシートを入れ替えた因縁のローソンに後方から接触されるアクシデントが発生。これでマシンのフロア部分にダメージを負ってしまい、前を追うことは事実上不可能に。13位と入賞圏外であえなく終戦となった。

 角田とローソンによる同グループ内の〝同士討ち〟で2人とも低迷する最悪の結果となったことで波紋を呼んでいる。特に、後方から角田を〝撃墜〟する格好となったことで、ローソンは針のむしろとなっている。

 まず母国ニュージーランドメディア「スタッフ」は「角田裕毅との衝突で、不振リアム・ローソンはイタリアGPで最悪の事態となった」と報道。母国メディアがローソンを批判するのは珍しく、それほど異例の事態と言える。「ニュージーランドのドライバーは、6月前半のスペインとカナダのGP以来初めて、2戦連続でポイントを逃した。2人は接触した時点では17位と18位だったが、接触後はレースの大半を16位と17位で過ごし、終盤に前を走る数人のドライバーが義務的なピットストップを実施したため、13位と14位でレースを終えた」と振り返った。

 ローソンの無謀な運転に、日本のファンからはSNS上で「あ、これは角田君に非はないな。外からは難しい。あれはただのミサイル。ローソンミサイル」などと糾弾する声が続出。また海外でもローソンに非があるとの指摘が多く、米国ファンからは「ちなみに、あの衝突は角田に〝全く〟責任はありません。ローソンはシケインの最初のコーナーの外側からオーバーテイクを試みた。しかし、彼のタイヤはユウキのミラーにさえ届かず、ましてやエイペックスでは前に出ていなかった。十分なスペースがなかった。完全にリアムの責任だ」と分析する意見も出ている。

 レッドブル残留が厳しくなる中でなんとか逆襲してアピールしたかったイタリアGP。因縁がある元同僚に〝撃墜〟されるまさかの事態となってしまった。移籍を含めてF1で来季の契約を勝ち取れるのか、角田がいよいよ崖っぷちだ。