F1レッドブルの角田裕毅(25)が、7日に行われたイタリア・グランプリ(GP)決勝で無謀な運転により〝同士討ち〟の格好となった姉妹チーム・レーシングブルズのリアム・ローソン(23)に対して怒りを爆発させた。

 角田は逆襲を狙った矢先の28周目、今季序盤にレッドブルのシートを入れ替えた因縁のローソンに後方から接触されるアクシデントが発生。これでマシンのフロア部分にダメージを負ってしまい、前を追うことは事実上不可能に。入賞圏外の13位に沈み、あえなく終戦となった。

 低迷が続いて去就が注目される中で迎えた一戦で、角田は同グループ内の〝同士討ち〟によってレースを台無しにされた。そのためレース後は、公の場で猛烈なローソン批判を展開した。

 F1公式インタビューで角田は「最初のスティント(ピットインのタイミングで区切った単位)はまあまあだったけど、2番目のスティントではポイント争いにも入っていないヤツに気を取られてしまった。かなりのダメージを受けてしまった。正直、めっちゃイライラするよ、ローソンからのめっちゃ余計な動きに。(自分は)ポイントを争っていたのに…」と無謀運転を仕掛けてきたローソンを公然と批判した。

 さらに角田の怒りは収まらない。「つまり、前回のレースでも一貫してそうだったし、最近も接触事故を起こしたし、まあ…よくわからないけど。彼が攻撃的なドライバーであることは周知の事実で、悪いことではないと思う。しかし同時に、決して越えてはいけない一線が常にある」と強い言葉で糾弾。「特に同じチームに所属している時はなおさらだ。明らかに我々はポジションを必要としている」と同グループ内にもかかわらず自身を撃墜した運転は〝禁断の行為〟だと断罪した。

 角田は「おそらくこの(F1の)シートは、他のどこよりも激しい競争が繰り広げられる場所だろう。だが同時に、一線と敬意は常に存在する。ああ、本当に残念だ…どう言えばいいのか…」と無念の表情でローソンへの恨み節が止まらなかった。

 同僚として戦ってきた頃から微妙な関係で、4月の日本GP前に異例の緊急交代で角田が昇格したことで因縁が深まっていた2人。角田にとってはF1で生き残るためアピール必須の一戦をローソンに潰されたことで、両者の遺恨は決定的となりそうだ。