F1レッドブルの角田裕毅(25)に対して、4月の日本グランプリ(GP)前に緊急ドライバー交代で姉妹チームのレーシングブルズに降格したリアム・ローソンが〝本音〟をぶっちゃけた。

 ローソンは今季からレッドブルに昇格したが、わずか2戦で角田と入れ替わり降格する異例の人事で屈辱を味わった。しかし皮肉なことに角田はレッドブルマシンの苦戦に伴って低迷が続き、ローソンはレーシングブルズのマシン性能向上もあって躍進が続いている。

 そうした状況の中で、夏休み明けのオランダGPを迎えて、ローソンが角田の現状について率直に語った。

 オーストラリアのモータースポーツ専門メディア「スピードカフェ」は「ローソン、レッドブルへの交代で角田に同情」と題して特集した。

 同メディアは緊急交代後の2人を成績を改めて紹介。「ローソンは調子を取り戻し、直近4レースのうち3レースでポイントを獲得するなど、角田の7ポイントに対して20ポイントを獲得しており、自身の進歩を証明した」と対照的な状況を強調した。

 ローソンは英スポーツ専門放送局「スカイ」のインタビューで「振り返ってみると、これまで一度も行ったことのない2つのサーキットで(レッドブルで)2レースを戦ったので、難しい。適応する時間を与えられると考えるのは甘かったのかもしれないと思う」と開幕時の苦い経験を回想した上で、こう続ける。

「本当に厳しい状況だ。そういう状況で苦しんでいるドライバーには、本当に同情する。F1は非常に厳しいスポーツだし、そのような環境で苦しんでいるドライバーを見るのは、決して良いことではないからね」と角田に対して同情した。

 一方で、自身は今後世界チャンピオンへの夢をつかむ目標を改めて明確にした。「5歳の頃からずっと夢見てきたのは、ワールドチャンピオンになることだ。F1で勝ち、このスポーツの頂点に立つこと。それが僕の夢のほぼ全てだ。最高のドライバーになることが僕の目標だ」とレーシングブルズでの好調ぶりから自信も復活している。

 もし角田が昇格せずレーシングブルズに残っていたら…。今頃は鮮烈なパフォーマンスを発揮して他チームも含めた争奪戦が展開されていたかもしれない。