俳優の三田村邦彦(71)と伊吹吾郎(79)が21日、大阪市内でテレビ大阪の番組「おとな旅あるき旅」(毎週土曜・午後6時30分=関西ローカル)の800回記念会見を行い、先月12日に亡くなった三田村の元妻・中山麻理さんを追悼した。

 同番組は、旅人の三田村があらゆる土地を訪問し、風景や地元の人々とふれあう旅番組。2009年1月)に放送開始し、放送800回目の9月20日放送回には、俳優・伊吹吾郎を迎え、放送できない会話に花を咲かせたという。

 2人は時代劇「必殺仕事人」(テレビ朝日系)で畷左門(伊吹)と飾り職人の秀(三田村)を演じ共演した。

 久しぶりの共演に三田村は「800回で伊吹五郎さんと昨日(草津で)ロケだったんだけど、最初にお会いしたのが48年前、もう半世紀前です。びっくりしちゃって。伊吹さんと最初の『必殺仕事人』が6年半くらい」と切り出す。

「必殺仕事人」の現場で三田村に初めて会った時のことを伊吹は「なんと純粋な、けがれのない男性がきたんだろうな。僕もうまくやっていけるなと思った」と三田村の第一印象を語った。

「必殺仕事人」の収録が始まり半年ほどたった頃に「(三田村が)結婚をするってことになりまして、僕に相手を紹介するからって。ホテルのロビーで待っていて(女優・中山麻理さんを連れて来た)。麻理さんは、僕より東宝ニューフェイスの2年先輩なんです。紹介するって心遣いもあったし、1人目の子どもさんができるって時も、(三田村が)廊下でウロウロしててね。落ち着かないんで『飲みに行こうじゃないか』って飲みに行って。何回目かの時に『生まれました!』ってね」と当時を振り返った。

 中山さんは昨年暮れより体調不良を訴えて入院し、闘病生活を送っていたが、翌25年7月12日、東京都内の病院にて死去した。77歳だった。

 ロケ中に中山さんについて語り合うことがあったようだ。「僕は東宝ニューフェイスで、その後舞台『東宝現代劇』に入るんだけど、麻理さんも舞台を選んだ。中山麻理さんと同期だった前田美波里さんとも同じようにやってた。昨日、彼(三田村)から聞いた」とし、「大先輩なんで成仏してほしいなという感じです」としみじみ。

 中山さんと80年に結婚し、3児を授かるも99年に離婚した三田村は「僕はもうコメントする立場にないと思うので、すべて心にしまっております」とするも、続けて「息子からは去年12月に救急車で運ばれたと連絡を受けて、大変なんだという連絡をもらってました。いずれそういう時が来るんだろうなということは息子たちから聞いてました。まだ若かったなという印象です」と追悼した。