台湾で怪事件が発生した。地上60メートルの高圧電線に男性の遺体がぶら下がっている状態で発見された。遺体をなかなか回収できず、史上最も奇妙な殺人事件と騒がれたが、警察の予備調査により自殺であると発表された。台湾メディア「三立新聞網」や「台視新聞TTVニュース」などが7日、報じた。

 台湾・桃園市の高圧送電塔で6日午後2時ごろ、地上20階(約60メートル)の高さにある高圧電線に男性の遺体が吊り下がっているのが発見された。遺体は送電塔と送電塔の間に張られた電線に、首を吊った状態でぶら下がっていた。遺体は7日朝の時点では回収されていない。

 遺体が送電塔から離れた位置にあったため、当初、台湾メディアは奇妙な殺人事件と報じた。

 警察と消防による予備調査の結果、電線にぶら下がっていた男性は、まず送電塔に登り、電線に首を吊ったという。その後、送電塔と送電塔の間に張られた電線のたるみに沿って、重力によって送電塔から離れた場所まで滑り落ちたため、送電塔と男性の間にかなりの距離が生じていたと考えられる。

 警察は、近くの監視カメラの映像を検証して事件の正確な状況を確認する予定だ。身元は3日間、行方不明になっていた出稼ぎ労働者とみられるという。死因は、遺体が回収され、法医学的鑑定が行われた後に判明することになる。