横浜市長選の投開票が3日に行われ、現職の山中竹春氏の当選が確実となった。投票が締め切られた午後8時のゼロ打ちだった。元長野県知事で作家の田中康夫氏は2度目の挑戦だったが市長のイスには届かなかった。

 元町・中華街駅近くの事務所に姿を現した田中氏は「データサイエンスの街ですので、その街で取材活動されている方々の複数社が現職の方が優勢であるというお話です。前回のアメリカ大統領選はカラマ・ハリスさんが優勢であるということを流し続けて痛い仕打ちがあったわけですけど、おそらく皆さんの報道は今回に関しては綿密な取材の上であろうかと思います」とコメントした。

 また、「期日前投票含めて投票所に足を運ばれた市民の方に感謝をいたします。その中で私、田中康夫の名前を記してくださった方にも深く感謝を申し上げたい。他方で民主主義は多数決でもございますので、半数以上の方々が今回の横浜市長選に投票に行かれなかったし、その中で私ではない候補者を選ばれるということは民主主義の結果です」と話した。

 前回はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非という争点があったが、今回は明確な対立点に欠け、山中氏の市政運営が争点となった。山中氏は自民党、公明党、立憲民主党の地元組織が支持。投票率が伸び悩む中、組織力で優勢だった。

 ほかに元市議の高橋徳美氏、元会社員の斉藤直明氏、野菜卸売会社経営の小山正武氏、野球独立リーグ球団オーナー・福山敦士氏が立候補していた。