日本代表MF久保建英(24)が所属するスペイン1部レアル・ソシエダードが21日、長崎市のピーススタジアムでJ2長崎と親善試合を行い、0―1で敗れた。久保は後半開始から出場し、27分で途中交代。今季初実戦となった凱旋試合で満員の観客を魅了した。

 20日にチームに合流した久保はこの日ベンチスタート。後半開始から右サイドに入り、果敢な仕掛けやボールキープで攻撃をけん引した。ボールに触れるたびスタンドからは大歓声が湧き上がり、その都度、会場は熱気に包まれた。得点には絡めなかったが、高い技術を随所に示し、観衆の視線を一身に集めた。後半27分に交代した直後、Rソシエダードは失点。反撃及ばず、母国開催の一戦を白星で飾ることはできなかった。

 試合後、久保は「こうやっていろんなところに行って、ファン、サポーターの皆さん、長崎を応援している人も、僕のことを応援してくれている人にも歓声をもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。

 一方で「20分しか出られなくて申し訳ないなと。今日来てくれた人たちにはちょっと謝りたいかなと思います」とプレー時間の短さを気にかけた。

 試合が行われたピーススタジアムについては「非常に素晴らしいスタジアムで、ホテルも一体化していて僕たちも(宿泊して)お世話になっているし、すごい試みだなと」と絶賛。「こうして日本サッカーが盛り上がっていくのは僕はすごくうれしいし、僕らだけでなく強豪クラブも招待できれば、この流れでいい感じになる。毎年夏は長崎とどこか世界の強豪クラブが試合をしてくれればいいなと個人的に思っています」と熱を込めて語った。

 さらに「ここに来る時にも吉田(麻也)選手に『本当に素晴らしいスタジアムだよ』と言われていて、思った以上にいいスタジアムで、ここでサッカーができる長崎の選手たちは恵まれているなと思った。こういったスタジアムがもっともっと日本に増えてくれれば」と日本サッカー全体への期待ものぞかせた。

 久保にとって今季初の実戦を終え「ゴールを決めた(笠柳)翼選手も言っていたけど、楽しく、強度のある試合になって良かった。これが今季最後の負けであればベスト。これから徐々にギアを上げていければ」とシーズン本番に向けて前を向いた。

 最後は「熱い応援をしてくれた長崎のサポーターも、来てくれたファン、サポーターもありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくった。

 Rソシエダードはこの後、25日に横浜FC戦(ニッパツ)を予定している。