大相撲名古屋場所初日(13日、愛知・IGアリーナ)、大関経験者の幕下朝乃山(31=高砂)が幕下夢道鵬(23=大嶽)をすくい投げで下し、白星発進した。

 昨年の名古屋場所で左ひざ前十字靭帯を断裂。手術と長期休場により、番付は幕内から三段目まで転落した。名古屋のファンの前で復活した姿を披露した元大関は「また名古屋で相撲を取れるのはうれしいし、喜びもある。周りの方々に感謝しかない」と思いを口にした。

 この日は新会場IGアリーナのこけら落とし。「パッと見た感じ、巡業みたいですね(笑い)」と言いつつも「(空調が)涼しかったので、しっかり汗をかいた」と入念な準備で土俵に上がった。

 5月の夏場所は全勝優勝すれば十両復帰が見込まれたなか、6勝1敗でお預けとなった。今場所の番付は西幕下筆頭。念願の関取返り咲きへ向けて「ケガをしないように場所を終えたい。一歩ずつしっかり歩んでいく」と表情を引き締めた。